分娩体制

私たちが行う基本的な分娩介助

母親の安全を第一に考えながら、可能な限り自然分娩を目指しています。

分娩時「会陰切開はできるだけ行わない」「少しでも楽な体位で出産をしていただく(フリースタイル)」など、皆様のバースプランにおこたえしながら、産婦さんに寄り添った分娩介助を行わせていただいております。

平成26年の年間分娩数623件のうち、私達が直接的に分娩介助を行わせていただいた数は462件と多数です。

今後も皆様のご出産を大切に考え適切なお手伝いができますよう努力してまいります。

LDRシステムで安全かつ快適な出産

吉田病院は外来・入院でご利用になる患者様を始め、お見舞いにこられるご家族、お知り合いの方のため、「LDRシステム」をご用意いたしました。

「LDRシステム」といっても、多分、皆様お聞き慣れのない言葉かと思います。LDRは英語の「LABOR=陣痛」「DELIVERY=分娩」「RECOVERY=回復」の頭3文字を取ったものです。従来の、病院での出産システムは、出産の進行に伴い、陣痛室⇒分娩室⇒回復室と、妊婦さんが部屋の移動をしなくてはなりません。陣痛時・分娩後の回復時、部屋の移動は、妊婦さんにとって、快適なことではありません。

吉田病院では、この問題を解決するため、陣痛室・分娩室・回復室が一体となった部屋を、ご用意しました。妊婦さんが、長時間お過ごしになる部屋ですので、可能な限り、居室に近い造りの部屋にし、ご主人の立ち会いも違和感なく出来ます。そして、居室に近い造りにも関わらず、LDRルームには、分娩監視装置を始めとして、最新の医療機器が設備されております。

自然分娩を目指し、できる限りバースプランにそって、女性の人生の中でも、最大のイベントとも言える出産を、少しでも快適にお過ごしいただければと考えております。

職員体制

吉田病院は、厚生労働大臣が定める基準による看護を実施している保険医療機関です。

入院患者様1.4人に対して、1人以上の助産師・ 保健師・看護師(正看護師)の看護スタッフが勤務しています。ご家族の方の付添・有料の派遣付添婦のご心配は、いっさい必要ありません。安心して、 ご入院下さい。

フリースタイル出産

当院では、フリースタイル出産を取り入れています。

フリースタイル出産とは、産婦さんのご希望に沿いながら、可能な限り、ご自分の力でお産していただくことを目指すスタイルです。

ご家族の方と一緒にお過ごしになり、リラックスされた環境の中、産婦様が「一番楽」と思える体勢で赤ちゃんが生まれようとする感覚(陣痛、娩出)を感じとる、積極的で満足できるお産となりますよう医師、看護スタッフも精一杯お手伝いいたします。

具体的なお産時のご希望は、外来でバースプランのご説明をさせていただいておりますので、皆様のお産のご希望されるイメージをお伝え下さい。